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いよいよピロカルピンの新アルバム制作のクラウドファンディングがはじまりました!

始まった初日なので、「はじまりました!」って感じのブログにしようかと思っていましたが、結構大事なコメントをいただいたので、そこについて掘り下げたいなと思いました。

いただいたコメントでは
・お金がないからいい作品ができないと思っていてはいい作品はできない
・いい作品をつくれていないから、売れない(お金がない)
ということをご指摘いただいたと受け取っています。

まず、コメントについてですが、このようなコメントをいただけるのはとても嬉しいことだと思います。
人は心に思っていても、伝えるに至らないことがほとんどです。
とくにこの種のコメントは、本当に応援してくださってるからこそ、書き込んで頂けるコメントだと思っていますので、ありがたく感じています。
ありがとうございます。

で、なぜ、そのコメントを受けてブログを書こうかと思ったかというと、僕らの説明が足りておらず、誤解を招いてしまっているなと感じたからです。

コメントいただいた内容については、10年以上の活動の中で、何度も言われたこともある内容ですし、もっと辛辣なこともたくさん言われてきました。そもそもの存在意義にまで言及するようなことも何度も言われましたし、そういうことを言われることについては、良くも悪くも慣れてしまっています。(最初のうちは泣くほど悔しいことも何度もありましたけどね笑)
なので通常では、真摯に受け止めながらもある程度は受け流すことも必要になっているのです。なぜなら、みんな言うことがバラバラで、みなの意見をそのまま受け入れていたら、それこそ崩壊してしまうからです。(もちろん真剣に考えた上で取り入れるべきところは取り入れています。)

今回しっかり説明しようと思ったのは、応援してくださる方からのコメントですので、同じように捉えた人も多いのではと思い書こうと思いました。

■お金がないからいい作品ができないのか。また、そう思っているのか。 

それは100%ありません。
低予算でつくられて、とても「いい作品」を僕はたくさん知っています。
僕自信も超低予算でも「いい作品」をつくる自信はあります。
最近発売したコレクションシリーズはまさにその観点でつくられています。
そして、アーティスト自らが全ての工程を担うことにより、自主制作能力を向上させ、流通盤では、その向上された自主制作能力と一流のエンジニアとの相乗効果でさらに「いい作品」を作っていくことを目指しています。

自主制作盤だったり、低予算で制作する音源をつくれば、採算的にもかなり楽になりますし、十分にバンドを活動させていくことも出来ます。そういう方法も間違いではないですし、僕らの中にも選択肢として消えているわけではありません。

実際、制作予算が減ったとして、何が削られるかというと、スタジオ代やエンジニア費用など、外部的な費用の部分です。なので、曲やフレーズ自体が大きくかわるわけではないのです。
僕らはこれまでの制作は全てセルフプロデュースで作っています(牧野さんとの共同プロデュースはありますが)ので、外的要因により作品の根本が大きく変わるということはありません。
(むしろそういうシナジー効果は今後狙いたいところですね)
それに、自主制作で作ったからといって、それで売り上げが大きく下がるわけでもないと思っています。
僕が経営者的な判断で考えるなら、予算を抑えて利益をあげる方をとるでしょう。

では、なぜ、お金をかけているのかという問題になります。
「そんなのバカだ」「やり方が間違ってる」という意見も言われたこともあります。
僕のなかでも、「ここはちょっとぐらい妥協しても。。。」って思うことも多々あります。

今回僕らがポイントにしているのは「クオリティ」です。
クオリティにはいろんな要素があって
・元々の曲
・メンバーのパフォーマンス
・レコーディングの質
などいっぱい要素があります。

楽曲やパフォーマンスは僕ら自信でがんばれる部分です。
問題は、レコーディングの質です。
自主制作でも「いい作品」はつくれますが、「レコーディングの質」という意味では、壁があります。
バンドもの以外では、そういう壁ももはやあまりないかもしれませんが、バンドもの(生演奏をレコーディングする)では、やはり壁はあると感じています。

でも、実際は、そんな違いはリスナーにはわからないかもしれません。だから、そんなものに金をかけなくていいという人もいます。
僕の考えは、「わからなくてもいい。感じてもらうんです。」ということです。
例えば、同じ素材を使った料理が2つあって、「美味しい!」って思うのと、「まあまあなんだけどなんかイマイチ」って思う料理の差って何ですか?
僕は料理は詳しくないので、その差が何故生まれているか詳しく説明は出来ませんが、自分が美味しいと思うかどうかは判断できます(当たり前のこといってますね笑)
その差を生む部分にこだわりたいということですね。

そういうのは、テマヒマであったり、長年の経験であったり、使う道具によっても変わってきたりするのです。
僕らが流通盤で特に追求したいのは、その部分であるということです。

予算とクオリティの関係は指数関数的なグラフになると思います。
20万と40万ではかなり差が出るが、100万と120万では差は微小になるという感じです。
(もちろんこれは統計的な考えなので、例外はあります)

その微小な差をどこまでこだわるかが大事なことであり、とても難しいことでもあります。
そんな微小な差は、絶対にわからないから妥協してもいいという意見も理解できます。
でも、僕は音楽は感じるものだから、どこに差があるかはわからなくても、それはリスナーは感じとっていると思っています。

特にピロカルピンを応援してくださる方は、僕なんかより、よっぽどそいういう感性がすぐれているんじゃないかと感じることが多々有ります。

だから、流通盤では、そこはとことんこだわりたいのです。
ただそうしていると、活動が非常に重いものになってしまうので、それを補填するものとして「コレクションシリーズ」を始めたわけです。

上記の点については、一晩語り明かしても語れないテーマなので、伝え切れているわけではないですが、キリがないのでとりあえずこの辺で。

いろいろごちゃごちゃ言いましたが、もっシンプルなことをいうと、作品は僕らの子供であり、分身なのです。
僕は結婚もしていませんし、子供もいませんので、親の気持ちというのは理解出来ているわけでないですが、作品に対してはそのような気持ちを持っていると思います。
子供にお金をかけて過保護にするのか!という話ではなく、必要な部分にはしっかりとお金をかけて、立派に世に送り出してあげたいということです。

そして、長年の活動で、僕らの子供は、僕らのものだけでなくなっていると思っています。
ピロカルピンの作品は、ピロカルピンを応援してくださる方の子供にもなっていると感じるのです。
(子供と言わないまでも、甥っ子、姪っ子とか?笑)

今回のクラウドファンディングは、さらにその要素が強くなるものなのかなとは感じています。

みなさんの愛情を受けて、僕らが立派に育てて世に送り出したいと思っています。

僕は経営者としては失格かもしれませんが、そのために音楽を、ピロカルピンをやっているわけではありません。
曲たちの親として、精一杯努力していきたいと思います。

よろしくお願いします!


あ、もう一点の「いい作品」とは、何かについての僕の考えは、また日をあらためて。


★あと59日!よろしくお願いします!
【ピロカルピン】8th album(6th mini albim)制作&リリースキャンペーン!!
https://www.muevo.jp/campaigns/1014







2016.08.11 Thu l ピロカルピン l コメント (0) トラックバック (0) l top
先日発表となりましたが、クラウドファンディングによるアルバム制作プロジェクトが始動しました!

skream!「ピロカルピン、クラウドファンディングによるミニ・アルバム制作プロジェクトが始動」
http://skream.jp/news/2016/07/pirokalpin_crowdfunding_mini-album.php


まず、「クラウドファンディング」って何?って人も多いと思います。

クラウドファンディング(英語:Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。 ソーシャルファンディングとも呼ばれる。(Wikipediaより)

要するに出資者を募って、その資金によってプロジェクトを行うということです。

音楽だけでなく、さまざまな事業で浸透してきている手法であり、資金の問題で埋もれてしまっていたアイデアやサービスを実現する方法として注目されています。

なぜクラウドファンディングをやろうと思ったかということについては、今度何度かにわけてお話しできたらなと思っています。

今日は初回なので簡単にいうと、私たちのような自主レーベルで活動しているアーティストにとってはとっても心強い方法だということです。

クラウドファンディングの募集は8/10から開始になりますが、7/27からリターンメニューのリクエストを受付します!
リターンというのは、出資金額によって得られる物やサービスなどで、いろんなアーティストいろいろ面白いリターンを用意してプロジェクトを成功させようとしています。

音楽専門クラウドファンディングサイト「muevo」

そこで、実際に参加していただく(または検討されている)みなさんに、どんなリターンが欲しいか直接聞いてしまおう!ということです。
ぜひ「こんなリターンがあったら参加する!」というリターンのリクエストをお待ちしています!

リクエストの方法は7/27の19時前くらいにバンドのHPにアップされると思いますので、ぜひチェックしてリクエストしてください!

って、気づいたら、これ今年初めてのブログなの!?やばいですね(笑)
クラウドファンディングのこともそうですが、コレクションシリーズvol.01「3分間」のことやBAND SCORE「a new philosophy」のことなども書きたいこといっぱいですので、どんどん書いていきたいと思います。

よろしくお願いします!





2016.07.26 Tue l ピロカルピン l コメント (2) トラックバック (0) l top
年末ということでピロカルピンの2015年を振り返ってみようと思います。


1月 レコーディング開始
2月 レコーディング終了
3月 アルバムミックス完了
「箱庭の世界」配信リリース(スコアセットも)
リクエストワンマン「奇跡の泉が生まれる日」
4月
5月 2ndフルアルバム『a new philosophy』発売
6月 全国12箇所を周るツアー開始
7月 ツアーファイナル(渋谷クアトロ)
8月 Dr荒内脱退、「メンデルの世界(特別編集盤)」発売
9月
10月
11月
12月

ざくっと年表にすると、結構スカスカですね(笑)
もちろん、細かいことはたくさんあったので、それを書けばしっかりうまるとおもいますが、後半はゆとりありますね。
インディーズデビュー以降、これだけゆったりとしてるのは初めてかもしれません。(日々やることはあるんですけど、バンドとしてってことね。)


今年最大のトッピックはなんといっても2ndフルアルバム『a new philosophy』のリリースですね。
ミニアルバムも含めると通算7枚目(自主盤は除く)にして、2枚目のフルアルバムです。

「ものスゴくいい!」という意見もあれば、「なんかイマイチ」という意見もあったり、賛否両論あったかと思います。
でも、賛否両論あるのは、変化があった証拠でもあり、良いことだと感じています。

この変化は自主レーベルになったから変わったことではないというのがポイントです。
制作体制については、これまでよりクオリティを下げてはいけないというのを絶対条件として、メジャー時代から引き続いて、牧野さん&小島さん体制で臨みました。
(牧野さんはバンプオブチキンなども手掛けている大御所エンジニアです。小島さんはマスタリング担当で、有名な作品にバンバン関わっています。)

牧野さんのディスコグラフィー(更新が2007年で止まってますが、当然今も現役バリバリです!あの作品も!っていう驚きあります。)
小島さんのディスコグラフィー(数が膨大すぎて一部しかのってません)

つまりこの変化は環境によるものではなく、僕らの内部から出てきたものです。
それをしっかりと形にできたことは本当によかったと思います。
「うまくいかなくて黒歴史的な作品になったらどうしよう。。。」と相当心配しましたが(笑)、結果的に人生を振り返っても後悔しない作品ができて本当によかったと思います。

このアルバムでは日本音楽業界初の試みとして「CD収録全曲のハイレゾ音源のDLカードをプレゼント」ということにも挑戦しました。これは自主レーベルだから出来た大胆な試みですね。このDLカードは封入特典なので、今でもCDを買えばついてきます!

あ〜、まだピロカルピンの2ndフルアルバム聴いてない〜!って人は、これからでも遅くない!是非、よろしくお願いします!

っと、アルバムの宣伝ばかりになってしまってはいけないので、この辺で。


自主レーベル設立の発表は2014年年末でしたが(そうかまだ1年しかたってないのか。。)、実際にはもっと前から色々と準備していたわけです。
いろんな体制が一気にかわって、その激流に飲み込まればいようになんとかしがみ付きながら、コツコツと準備をすすめていたわけで、とっても長い時間をこのために費やしてきたなあって思います。


3月には「箱庭の世界」を先行配信リリースをしました。
ここでOTOTOYではハイレゾの配信や、バンドスコアのセットも発売するなど、新しいことにもチャレンジしましたね。
ハイレゾについては、制作自体は特に特別なことをしたわけではないですが、バンドスコアを自分でつくるということを経験できたのはよかったです。とてもスキルアップしました(笑)このスキル今後も使わないとですね!

ああ、この「箱庭の世界」のPVでは、KANA-BOONのパクリ騒動(というほどでもないけど)がありましたね(笑)
実際、ロケ地は同じところで(僕はあとから知ったんですけどね)、映像が似てくるのはしょうがないないですけど、音楽もパクリだという意見があったのはびっくりしましたね。映像効果おそるべし。
まあ、ギターロックという同じジャンルなので、似てるのは必然なのかもですがね。

5月からのツアーは全国12箇所を周りました。それなりに過酷な感じではありましたら、無事に完走できてよかったです。
日程はこんな感じ。

5/22(金) 京都MOJO
5/23(土) 広島CAVE-BE
5/24(日) 福岡graf
5/25(月) 高松DIME
6/14(日) 新潟CLUB RIVERST
6/19(金) 青森Quarter
6/20(土) 函館cocoa
6/21(日) 札幌COLONY
6/23(火) 仙台enn 2nd
7/4(土) 阿倍野ロックタウン(ワンマン)
7/5(日) 名古屋 ell.SIZE(ワンマン)
7/10(金) 渋谷 CLUB QUATTRO (ワンマン)

この間に、明治学院大学舞台技術研究会さんのイベントにださせてもらったり、サカスプあったり、インストあったりで、かなり充実した2ヶ月間でした。


8月はにはDr荒内が脱退。約4年の在籍でした。メジャーデビュー直前くらいからの4年だったので、一番濃い部分でしたね。お疲れ様でした。

それ以降は、松木の引き語りだったり、サポートを迎えてのライブだったりをちょこちょこやりながら、今に至るって感じです。

冒頭で、これまでで一番ゆったりとしたスケジュールだと書きましたが、何もやってないわけでないですよ。バンドとしても、メンバー各々にしても、次への動きの下準備をしているという状況です。

まだまだ大きな花火、打ち上げたいですからね!

年明けの2月には新体制でのライブが決まっています。
まだまだ、何か発表できる段階ではありませんが、きっとこのライブではピロカルピンの前途が明るいことを感じてもらえることでしょう。

本年は、慣れないレーベル業務やマネージメント業務を兼任したため、いろいろ至らない点があり、応援してくださるみなさまにいろいろご心配をかけてしまいました。でもそのおかげて、みなさんの温かい声援を肌身をもって感じることもできました。

ピロカルピンはまだまだ、羽ばたきます!
来年もよろしくお願いします!

【今年配信したMV2本】




【ピロカルピン LIVE情報】
◼︎日時:2016年2月2日(火)
◼︎タイトル:Planet K 17th Anniversary「NENGAN 4MAN」
◼︎会場:吉祥寺プラネットK
◼︎OPEN/START:18:30/19:00
◼︎前売り/当日:¥2,500/¥3,000(ドリンク別)

◼︎出演アーティスト
・ピロカルピン
・ウラニーノ
・GLIDER
・toitoitoi

詳細はこちら

◼︎ピロカルピン2ndフルアルバム「a new philosophy」好評発売中!
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自主レーベルを立ち上げ、バンドの10年の歴史を凝縮したフルアルバムをリリース!
業界初の試みとしてアルバム全曲のハイレゾ音源DLカードを封入!
1.BE FREE 2.箱庭の世界 3.ワンダーワールド 4.南十字星 5.君に魔法 6.波の音 7.夢から醒めた夢 8.ミステリーツアー 9.黒い雨傘 10.夕闇の星 11.夏の大三革命 12.グッバイアクアリウム
品番 : DQC-1489 
価格:¥2,750(税抜)
発売元:miracle oasis music / スペースシャワーミュージック
販売元:㈱スペースシャワーネットワーク

◼︎「a new philosophy」全曲試聴動画





2015.12.31 Thu l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
前回が対バンの概要を書いたにとどまってしまったにもかかわらず、一ヶ月以上も更新せずにすいません!
2015年ももう終わりなので、2015年の総括的なことも書きたいですが、先に前回のブログの続きを。。

◼︎前回のブログ 「ライブハウス考2 対バン形式について 1」

要するに「対バンってお得なのか?」ってことを「お客」「ライブハウス」「出演者」の視点から考えてみたいと思います。ちなみにここでいう「対バン形式」っていうのは、小中ライブハウスでのケースを想定しており、フェスやサーキットイベントのような大規模なイベントは対バンとは別モノと考えています。


まずはお客さん目線で考えてみようと思います。
お得かどうかは、イベントの内容やお客さんそれぞれによって全然かわってくると思います。

◼︎お客さんからみた「対バン」のメリット・デメリット

⚫︎メリット
・好きなバンドをいくつも観れる(好きなバンドが対バンする場合)
・お目当てのバンド以外の知らないバンドを知ることができる
・長い時間ライブがみれる
・いくつバンドを見ても料金が一緒
・メンバーと交流できる可能性が高い

⚫︎デメリット
・興味のないバンドまで見なければならない(大体の場合、出演順や時間がわからない)
・一部しかみなくても料金が一緒(しかも目当てのバンドの持ち時間は短い)
・ライブ時間が長くなる
・転換が長い


ざっくり挙げるとこんなもんですかね?他にもこまごまあると思いますけどね。

「対バン形式」のメリットで最大のモノは「好きなバンドをいくつも観れる、知らないバンドを知ることができる」のこの二つになるでしょうね。
好きなバンドが対バンしている場合は、もう言うまでもないですよね。これはお得だと思います。まあ、それでもワンマン等にくらべてライブの濃さが薄くなってしまうのは致し方ないですが。
対バンが全部観たいバンドだったら、ほとんどの方が「お得!」って思うんじゃないでしょうか。
フェスやサーキットイベントで、観たいバンドをはハシゴするのと同じようなもんですものね。移動なしで。
こういう人にとっては、この料金でこんなにたくさん観れる!ってなるわけですね。

ただ、ライブハウスレベルで全部が観たいバンド!ってなることはあまり多くありません。なぜなら、まだ無名なバンドが多いからです。(ほとんど知ってる!って人はライブハウス通ですね。)

そして、「知らないバンドを知ることができる」というメリットですが、ここが難しい。
ハマった時は本当にものすごいプラスなのですが、外した時はゼロどころかマイナス、さらにいうと拷問に近い状況ともなります(笑)
ここについては、後ほど更に掘り下げて展開していきたいと思います。

そして「長い時間ライブが観れる」っというメリットですが、これはデメリットにもなります。
まず、タダでライブを観れるとしてそれがお得なのかどうかって考えた時に、以前はお得と考える人が多かった気がしますが、今はそう考えない人が多くなったと思います。(ライブに限らず音源や映像も)
無料で提供している方は、無料なんだから来てよ!見てよ!聴いてよ!ってなるわけですが、無料が珍しくなくなって来た昨今では、無料であるメリットはわずかしか感じられないと思います。
それよりも、これだけ溢れかえったコンテンツの中から、「わざわざ時間を割く」というリスクの方を強く感じる人が増えたのではないでしょうか。

これは、コンテンツを提供する側の責任もあると思います。無料だからといって、くだらないクオリティの低いコンテンツを垂れ流し続けた結果でもあると思います。ライブについて言えば、昔と比べて特に費用が安くなったということもないかと思いますが、音源や映像の製作は素人でも手が出せる状況になり、誰でも自由にコンテンツをあげることが出来るようになってきました。その結果、クオリティの低いコンテンツ、いやクオリティという言葉は語弊がありますね、「覚悟と責任」のあるコンテンツが減ってしまい(絶対数は増えてるますが割合が減っている)、見る側も辟易としているという状況がうまれているのではないでしょうか。

YouTubeなどでもそうですが、以前よりも一コンテンツあたりのビュー数というのは減っているという傾向があると思います。YouTubeなどは掲載期間はありませんから、コンテンツは増える一方です。しかも審査などもありませんから、どんな適当なコンテツでもあげられてしまいます。もちろんそこが良さでもあるんですがね。
でもその結果、「覚悟と責任のあるコンテンツ」が埋もれてしまっているという傾向があると思います。
例としてYouTubeをあげましたが、コンテンツ業界全てに言えることだとは思いますが。。。
まあ、フリーライブについては、逆に大きなリスクを背負ってやることになるので、覚悟と責任は伴っている気がしますけどね。

ライブハウスにおいても、近年はオーディションがないという話をよく聞きます。ライブハウスのオーディションというのは、ライブハウスに出るためのオーディションです。ちゃんとしたバンドとして認めてもらうために、昼の部や夜の部のオープニングアクト的な立場で出演し、スタッフに見てもらい合否を判定してもらうのです。
ちなみにピロカルピンはGARAGEのオーディションに2度落ちました(笑)

オーデョション制度ががいいか悪いかは別にして、出演バンドのクオリティの担保には役立っていたと思いますし、箱ごとに特色がでることにもつながっていたと思います。あとは、ライブ終了後にライブハウスからのダメ出しも昔は当然でしたが、いまはほとんどないとも聞いています。正直ダメ出しされるのは気分よくないし、何くそ!って感じにはなるのですが、それで頑張るという側面もありますからね。時代の流れなんでしょうが。。

ああ、話がそれてしまいました(笑)
この問題もかなり大事なことだと思っていて、ちゃんと自分の考えをまとめたいですね。


そして「長い時間のライブ」についての最大のデメリットは「疲れる」です(笑)
20前後くらいの若人はいいかもしれませんが、20も後半になってくるとずっと立ってるの辛いですよね。
僕は以前から、ライブハウスでも着席で見れるような対策をすべきなんじゃないかなあとは思っています。
お客さんがパンパンなライブはしょうがないですが、ガラガラなのに座れもしないし、テーブルは喫煙者が占拠しているとか、なかなかなんだかな〜ってことは多いと思います。(喫煙の問題、これも大問題ですね)

そうなってくると、目当てのバンドだけ観たいって人も出てくると思いますが、そこで立ちはだかるのが、「出演順や出演時間がわからない」という問題です(笑)

「なんで出演順や時間を公開しないんですか?」って疑問に思ってる人は多いと思いますが

・全てのバンドを観て欲しいから
・予定通りに進むと限らず、クレームにつながる可能性があるから

こんなところでしょうか?

出演全てのバンドを観て欲しいというのは、提供側からすると理解はできますが、それはちょっと押し付けなのかなという気はします。難しいのは、例えば、僕がイベントを主催したとして、有名な人気バンドをトリにして、無名の若手バンドを一番にした場合、出演順を公表してしまうと、みんなその有名なバンドの時間に合わせて来てしまうので、その無名な若手バンドに申し訳ないという気持になることでしょうか。(場合によってはバンド側からクレームがくる事も??笑)

でもそれはしょうがないですよねって個人的には思います。そういうことを差し置いても、お金を払うお客さんが観たいものをしっかり観れることが大事だと思います。
時間を公表しないと、目当てのバンドに間に合うのか、最後まで全部みれるのかもわからないですからね。
映画なんかの同時上映でも、基本的にはどの作品が何時から上映するか公表されているわけですからね。
こちら側の都合で、お客さんにいらぬ心配をかけてしまうのは良くないことですからね。
お客さんとしても、そんな心配するくらいなら行かなくていいやって思っちゃうでしょうし。

しっかりと時間や順番を公表して、それでも一番から観に来てもらえるような工夫を凝らすのがよいんだと思います。
あ、もちろん、「どのバンドから出るんだろう??」っていうドキドキを否定するわけではないですけども。

そんなこんなで、昔は「出演順、出演時間非公表」がデフォルトだったのが、最近は公開されるケースも多くなってきていると思います。

「予定通りに進むとは限らない」という点については、注意喚起しておけばよいことですからね。


んで、なんで「時間が長くなってしまうんだ?」っていうと、いくつもでて演奏時間が長いのもありますが、「転換」が長いっていうのがあるんですよね。
転換の時間は、15分くらいが普通かと思いますので、例えば5バンドだと

バンド1 30分
転換 15分
バンド2 30分
転換 15分
バンド3 30分
転換 15分
バンド4 30分
転換 15分
バンド5 30分

となると、演奏時間 150分 転換時間 60分 となりますから、かなりのものです。
もちろん転換も興味をもってみるとそれなりに面白いものですが、演奏を観たい人にとっては無駄な時間ですからね。
また、あの一度セッティングで出て行って、袖にハケてから、再度登場するというのも、間抜けと言えば間抜けですよね(笑)
初めて、対バンのライブに来た時にセッティングでメンバーが出てくるの驚い人もいるかと思います。

ただ、この転換を短くするのが、結構大変なんですよね。会場側、バンド側の努力によってある程度短くすることは可能なのですが、10分以下でやるのはなかなか難しい。。それで演奏に支障がでるようなことがあったら本末転倒ですからね。

一つの提言としては、転換時間も快適に暇せず過ごせる努力を会場、バンド側も考えることが大事だと思いますね。
ライブハウスは基本的に一度でてしまったら再入場不可なわけなので、そこに拘束する以上、何かしら快適に過ごしてもらう方法を考えていくべきだと思います。ここでは深く掘りませんが。。

んで、なんだっけ?えっと、そんなこんないろんな問題がありながら、お目当てのバンドを見ても対バンだと30分程度しか目当てのバンドを見られない。なんか損した気分。。。ってなってしまうことも多々あると思うんですよね。

そうならないためには、ライブハウス側も、出演者側も共同していろいろ考えていく必要があると思います。
そうしないとライブハウスシーンは盛り下がる一方になっちゃうんじゃないかと危惧します。。

あ、ちなみにメリットの「メンバーと交流できる」っていうのは、対バンとなると、メンバーも会場内をうろうろしていることが多いですし、出演後も物販などで交流できる可能性が高いという話です。
大きな会場のワンマンなどになると、出演後も色々とバタバタするので、なかなか対応できなかったりするので。

と、これでザザッとお客さん側から見たメリット・デメリットを検証してみたわけですが、あとはライブハウス側と出演者側から見た視点もあります。
その視点も交えて、棚上げした「知らないバンドを知ることができる」という対バンのメリットについても検証していきたいと思います。

が、続きは来年!ですね(笑)

年内に、今年を振り返ったブログを書かねば!



【ピロカルピン LIVE情報】
◼︎日時:2016年2月2日(火)
◼︎タイトル:Planet K 17th Anniversary「NENGAN 4MAN」
◼︎会場:吉祥寺プラネットK
◼︎OPEN/START:18:30/19:00
◼︎前売り/当日:¥2,500/¥3,000(ドリンク別)

◼︎出演アーティスト
・ピロカルピン
・ウラニーノ
・GLIDER
・toitoitoi

詳細はこちら

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2015.12.29 Tue l ピロカルピン l コメント (0) トラックバック (0) l top
現在のライブハウスシーンについて、好き勝手に考えるシリーズ(笑)の第二弾!

今回はライブハウス特有のシステムである対バンというシステムについてあれこれ書いてみようかと思います。
この「対バン」については、かな〜りいろんなことがあるので、一回では書ききれないので、何回かにわけて。

◼︎対バン形式って何?

ライブハウスに行こうとすると、まずぶち当たる「対バン形式」。
そもそも「対バン」ってなに?ってところからですよね。

対バン形式ってのは、一つのライブに複数のバンドが出演する形式のライブのことです。
対バンの対は対決の対なのかな?多分。複数バンドが競い合ってライブを盛り上げるようなイメージだと思います。
(対するバンドって意味もあるみたいですが、まあ似たようなもんですね)

実際に直接対決するわけではなく、基本的にはただ、順番にライブするだけなんですけどね(笑)

ライブハウスに馴染みのない人にとっては、ライブはワンマンが基本だと思います。
お客さんからもよくそう言われますし、僕自身もライブは基本は一つのバンドしか出ないものだと思っていました。(有名なバンドしか知らなかったしね)

で、対バン形式なると、大体3〜5バンドくらい出たりするわけですが、何バンド見ても値段は同じ。
各バンドの持ち時間は、3バンドだと1バンド40~50分くらい、5バンドだと25-30分くらいになります。
1バンドだけしかみなくても値段は同じ。
お得なのかお得でないのか??それは後ほど。


◼︎なぜ対バン形式なの?

なぜ対バン形式をとるのか?っていうと、

・バンドにワンマンをするだけ能力がない
・バンドに集客力がない

っていうのが、主な理由になるかと思います。

バンドにワンマンする能力がないってのは、ワンマンをやるのは20曲ちかくのレパートリーが必要になるので、駆け出しのバンドでは難しいことなんですね。これはバンド側の都合ですね。まあ、短い時間でもお客さんが納得できればいいので、5曲30分でワンマンというのも可能ですけどね笑。

集客に関しては、いわずもがなというか、人気のあるバンドじゃない限り、ライブハウスでやってるバンドは10人呼べれば御の字みたいなところはありますからね。(10人ではバンドは赤字ですけどね笑)
「え?たった10人??」って思うかもしれませんが、ライブハウスのライブで5バンドでて50人も入ってないライブなんてザラですよね。そう考えると意外に10人というのは簡単ではないというのがわかっていただけるかと思います。
(ここにもいろいろな問題が含まれているわけです。。。)

で、何バンドか集まって、その日のライブの集客を補い合ったりするわけです。
(まあ集客を補うと書きましたが、実際には金銭を負担しあう的な感じになっちゃってる場合がほとんどです。。)

ライブハウス出始めたバンドの一つの目標が、ワンマンライブをやる!ってなるわけです。
(やるだけなら金払えば出来なくないけど、内容的にも集客的にも十分な内容でできるバンドになるって意味ですね)

複数バンドが出ることで、金銭的なやりとりはどうなってんの?って話になると思いますが、ちょっと長くなりそうなんで、次回にまわす(笑)。(ブログの更新回数も増やしたいし。。。笑)

まあ、結局のところが「対バン形式」って、お得なの?お客にとって、バンドにとって。はたまたライブハウスにとって。ってとこに行き着くわけですよね。

みんなが得であれば制度としてバッチリなわけだから。
次回以降はその辺について、自分勝手な意見を展開していこうかと思います。

今回の内容は、ライブハウス経験者なら大体知ってることでしたが、次回以降はもう少しメスを入れていきますよ!
質問とかもじゃんじゃん受付ますよ!(全然きてないです笑)

では。

◼︎関連記事 ライブハウス考1 ドリンク代について


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自主レーベルを立ち上げ、バンドの10年の歴史を凝縮したフルアルバムをリリース!
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2015.11.13 Fri l ピロカルピン l コメント (2) トラックバック (0) l top