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これからバンドの楽曲についていろいろ語っていこうと思っているのですが、バンドの一ギタリストであり、作曲をしてるわけでもない僕が何を語れるんだ!ってことになりそうなので(笑)、ピロカルピンの制作体制について伝えておこうかと思います。

この内容は過去にも何度もインタビューで話しているので、特に目新しいものではないですが、更に詳しく突っ込んで話しをしてみたいと思います。

ピロカルピンの制作のスタンダードはこんな感じです。

①松木さんがGarage Band(Mac標準搭載の音楽ソフト)で、ギターと歌の入ったファイルを僕に送ってくる。この時点で、ちょっとしたアレンジが入っていたり、印象的な歌詞があったりということもあります。

②松木さんのファイルをLOGIC Pro(Macの音楽ソフトです。かれこれ10数年使ってます。)に移し替えて、ドラム、ベース、ギターのアレンジをします。
この時点で、基本のドラムのビートと、ベースについては7,8割方の完成度です。ギターについてはバッキングはほぼほぼ固めつつ、リードギターはまだ割と詰めてない感じというか、いいフレーズが思いついている時はいれてます。

この時点でライブで演奏出来るくらいのアレンジは意識するようにしています。そうしないとバンドでスタジオに入った時に効率が落ちてしまうので。

③出来たラフアレンジをもとにスタジオでバンドで合わせてみます。
やはりここがバンドで難しいところなのですが、パソコン上ではいい感じにアレンジ出来てても、いざバンドで合わせるとそうでもないことが結構あります。もちろんその逆もあります。
それには色んな要素があるのですが、ここがバンドアレンジの肝になってくるので、何度もトライ&エラーをしながらやっていきます。
バンドでのリハを元に、もう一度持ち帰って、パソコンでまたいろいろとアレンジを考えます。
このサイクルがほとんどなく、ズバッ!っと決まる曲もあれば、なかなかしっくり来ずに、お蔵入り状態になってしまうこともあります。近年は、経験値が上がったこともあり、ここのサイクルが以前よりも短くなっていると思います。

④基本のバンドアレンジが決まったら、詳細の詰めをしていきます。
ドラム・ベースについては、バンドの意見を参考にしつつ、僕がフレーズを詰めていきます。
ドラムのフィルについては、ドラマーの個性が強く出るところでもあるので、ドラマーに雰囲気を伝えて色んなパターンを出してもらいながら固めていったりもします。

難しいのはベースです。ベースはリズム楽器でもありますし、ハーモニーでもとても重要なパートになってくるので、これは本当に色々考えます。ギターとの絡みもとても重要になってくるパートなので、細かいフレーズも僕の方で指定して弾いてもらうことがほとんどです。
もちろんベーシストとも相談しつつ、修正も加えていきますが、基本的には僕が考えています。

これにリズムギターも合わせて、バランスをみつつ、リードギターもそろそろ詰めていかないとなっていう感じでやっていきます。

リードギターについては、理論的なアプローチから入ることはほとんどなく、何度もオケに合わせながら、グッと来る感じを探していきます。ここは家ではなんかグッとこないけど、スタジオでやってみるとグッと来るってってことも多いですね。

⑤こんな感じで、詳細のアレンジが詰まってくると、ボーカルのコーラスだったり、ライブでは弾けないけど音源には入れる追加のフレーズを考えたりしていきます。
そして、個々の楽器ではフレーズはカッコいいんだけど、全体ではなんかはまってないとか、響きとして不協和音になってないかとか、細かいところもチェックしていきます。ここでは理論的アプローチから問題解決することも多いです。
不協和音についての考え方についても深いテーマなのでまた別で話したいですね。

⑥これまでのものを元にアレンジをフィックスしていきます。やはり譜面やデータにしておくと、認識のズレが生じにくいので、譜面やデータにしてメンバーに渡します。(最近では上の過程ですでに渡しているのがほとんどですけど)
決まったアレンジを元にスタジオで何度も合わせます。譜面上では違いなくとも演奏のニュアンスや、ちょっとしたことでまったく違うように聴こえるのがバンドも面白いところだし、とても大変なところです。

レコーディングをする前には、プリプロ(プリプロダクション)として詳細のデモ音源をつくります。ここで曲としては大体リリースされているものを同じ感じのものが出来ます。


ピロカルピンの制作の過程は大体こんな感じですね。
タイトルに「バンド内プロデューサー」と書きましたが、僕はバンド内ではそんな感じの役割です。
これは昔エンジニアさんに「岡田君はバンド内プロデューサーみたいなもんだから」と賞賛と皮肉もこめて(笑)言われたことがあり、なるほどって思ったんですね。

僕はずっと外部のプロデューサーをつけてほしいって思ってたんですが、そういうこともありなかなかプロデューサーをつけてもらえず。。。(プロデューサーさんって結構お高いのですよ(笑))
これまでの作品は基本的に全てセルフプロデュースです。(「太陽と月のオアシス」と「a new philosophy」はエンジニアの牧野さんに共同サウンドプロデュースということで入ってもらいましたが、これについてはまた詳しく)

なので、ピロカルピンサウンドについては、僕は誰にも負けずにプロデュースする自信があります!
ピロカルピンみたいな音にしたいという希望の方は僕に連絡ください(笑)

この手法はインディーズデビュー以前にも、メンバーが僕と松木二人でサポートでの活動というのが長くあり、その時にどうやったらピロカルピンのアイデンティティを守っていけるか、より研ぎ澄ましていけるかという試行錯誤の結果です。もちろん、これ以外の方法がないわけでもないし、否定をしているわけでもないですけど。
(本当に結成初期はスタジオでみんなで作るということもやってましたが、一曲つくるのに何ヶ月もかかったりとても効率が悪かったってのもありますね)

大体うまくいっているバンドはメンバーの中にこういう役割の人がいてまとまっているケースが多いようにも思います。稀にメンバーみんながスーパーなメンバーで、奇跡的に成り立ってる場合もあるけど、ほんとに稀ですよね。(レッチリとかはそうかも。でもフリーがなんだかんだ上手くまとめてますよね。)

全てのパートを入念にチェックするというのは、本当に骨の折れる作業です。
パソコン上で打ち込むだけでも大変ですが、バンドは人間がやっているものなので、そのギャップを埋める作業というのが本当にとても大変なことです。演奏を機械に近づけるという意味ではないですよ。そのギャップがなぜ生まれるのか、それをどうしたらより良くなるのかと双方向から検証していくのです。

外部のプロデューサーと一緒に仕事をすることがあれば、それはまた色々ノウハウを吸収出来たと思うのですが、独学的に詰めてきたこともあり、独特の方法論が確立されたといういい面(?)もありますね。
僕が職業音楽家として、普遍的なものを求められるという立場であれば、それはマイナスにもなりかねないですが、ロックバンドという個性が歓迎される形態では、それは武器になっていると思います。

ただ、この流れで誤解してほしくないのは、「メンバーは誰でもいい」といっているわけではないということです。
音楽というはとても繊細なものなので、ちょっとしたことで本当にガラッと変わってしまいます。
アレンジをつめていく段階での個々のやりとりもそうですし、誰とやるかということで結果は大きく変わってきます。
ライブの演奏なんて、同じ楽曲でもメンバーが違えば本当に全く違う感じに聞こえますしね。

ここまでの書いてきて、きっと「メンバーの個性」とか「アイデンティティ」とか、そういうところに疑問符がついた人もいるかと思いますし、これは過去にもメンバーとも相当やりとりしたここともありますが、その辺の考え方も割と深いのでまた別枠で語りたいですね(笑)

で、まとめに入ると僕は10年以上も「バンド内プロデューサー」として、バンドの全てをずっと見てきたので、だから僕には偉そうに語る資格があると言いたかった訳です(笑)


<<お知らせ>>
明日9/20は名古屋でジャンクアーティスト「JUNK LAW」さんのレセプションパーティに、Vo松木が弾き語りで参加します!

◼︎開催日時:2015年9月20日(日)
(JUNK LOW氏の作品の展示期間は2015年9月19日(土)~10月4日(日))

◼︎会場:Organic restaurant 星月夜(犬山駅西口より徒歩約10分)
OPEN 11:00~17:00
※定休日 火・水曜日
〒484-0085
愛知県犬山市西古券92
TEL 0568-54-3473  

◼︎レセプションパーティ
「 - 70℃ 」 - 戦わない僕たちの戦い -
9/19-10/4 メインビジュアル shichigoro shingo
※9月20日、ご来場。
18:30-19:00 DJ ASANO
19:00-19:30 川渕かおり (KAO=S) 剣舞
         DJ MULTI
★19:30-20:00 松木 智恵子 (ピロカルピン) アコースティックライブ
20:00-20:30 DJ ANDY ☆ IDOL
20:30-21:00 PETA (GARLIC BOYS)  アコースティックライブ
21:00-21:30 DJ MULTI
                 
タイムテーブルは、予定です。当日変更可能性があります。
お目当のアーティストのみの観覧も可能ですので、お気軽にお越しください!
※入場無料! 予約無し! 駐車場無し。

◼︎JUNK LAW ホームページ
http://www.junklaw.jp/index.html


ではまた!


◼︎ピロカルピン2ndフルアルバム「a new philosophy」好評発売中!
philosophy.jpg
自主レーベルを立ち上げ、バンドの10年の歴史を凝縮したフルアルバムをリリース!
業界初の試みとしてアルバム全曲のハイレゾ音源DLカードを封入!
1.BE FREE 2.箱庭の世界 3.ワンダーワールド 4.南十字星 5.君に魔法 6.波の音 7.夢から醒めた夢 8.ミステリーツアー 9.黒い雨傘 10.夕闇の星 11.夏の大三革命 12.グッバイアクアリウム
品番 : DQC-1489 
価格:¥2,750(税抜)
発売元:miracle oasis music / スペースシャワーミュージック
販売元:㈱スペースシャワーネットワーク



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2015.09.19 Sat l ピロカルピン l コメント (0) トラックバック (0) l top

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